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介護現場のIoT化でよくある質問3選と注意点

世界でIoT化が進んでおり、介護業界にもIoT化の波が押し寄せています。
IoTはInternet of Thingsの略で、様々なものをインターネットに接続することを意味しています。

IoT化に伴い、よくある質問3つに答えます。

「介護をIoT化するメリットはなんでしょうか?」
IoT化することで、従業員の負担を減らしたり、事故やトラブルのリスクを減らしたり、介護の質を向上させることにつながります。
さらに、スタッフや他の機関との間でコミュニケーションが円滑になります。

「介護現場に導入されているIoT機器にはどんなものがありますか?」
よく知られているものは、見守りシステムです。
接触型のセンサーマット、バイタルセンサーなど。非接触型の機器は壁やベッドの下などに設置できるカメラやセンサーです。

利用者さんの異常を感知すると、すぐにスマホなどに通知を送ることができます。
また、利用者さんの映像をライブでスマホなどに送り、状態を確認できます。
他にも、電子カルテ、介護ロボットなどさまざまな機器が介護の現場に導入されています。

「IoT化を導入するうえでの課題は何ですか?」
まず、導入費用の高さがあげられます。
スマホやタブレットなどのデバイスや機器を購入するには、相当な費用がかかります。
さらに、モバイル機器に不慣れなスタッフがいることも課題です。
導入に伴い、使い方の指導を行う必要があるため時間や手間がかかります。
さらに、セキュリティ対策をきちんとする必要があります。
利用者さんの情報漏洩を防ぐため、セキュリティの強化、個人情報の取り扱いには注意が必要です。

介護の仕事内容とは

介護の目的は、要介護者が自らの意思に基づいて、自立した質の高い生活を送れるように支援することです。
介護の対象となるのは、疾病や高齢によって生活上に何らかの課題を持っている方々。
他者の援助がなければ生活行為の実行や達成は難しい方ばかりですが、そうした状況下でも、好みや価値観は持ち続けることができます。

また、生活習慣や生活様式は多様かつ個別的で、自らの生活の文化を作り上げてきた歴史があります。
自分の思うようにできることで、生きる意欲がわくのです。
介護では、生活を心地よく整えて、生活の質を高め、人生をサポートすることが大切となります。

介護スタッフの具体的な仕事内容として、食事の介護が挙げられます。
食事は単に栄養補給として行うのではなく、食べることを通じてその人らしい生活へ近づくという意味も含まれているのです。
介護の原則には、寝る場所と食事をする場所を分ける寝食分離があります。
同じ場所であると、身の回りの風景の変化が乏しく、衛生的にも推奨できません。
もしも移動が困難な場合は、可能な限り食事をするためにふさわしい環境を整える必要があります。
いざ食事を摂る際は、事前に排泄や手洗いを済ませ、誤嚥を防止するために姿勢を正しましょう。

また、入浴介護も行います。
浴室は石鹸の使用などで滑りやすくなるため、転倒や転落に注意が必要です。
また、浴槽の中では浮力によってバランスが崩れて溺れる危険性もあるため、目を離さないようにしましょう。
入浴も自立が基本となるため、自力で洗えない部分を援助するなど工夫が大切です。